背中が臭い!!ニキビ・加齢臭・ニョロニョロが原因?種類と対策

洋服を脱いだら「なんだか、におう…」と思ったことはないでしょうか。着ていた洋服を嗅いだら、原因は自分の背中だったという男性もいるでしょう。

背中のにおいは自分では気づきにくいため、周りの人を不快にさせてしまっているかもしれません。

本記事は、背中が臭くなる原因と対策を解説します。においの付いてしまったパジャマの洗い方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

背中の汗はなぜ臭い?発生するメカニズム

背中は通気性が悪く、皮脂腺の分泌量が多いため、汗が蒸れやすい環境です。蒸れによって雑菌が繁殖してしまい、皮脂や汗と反応してにおいを発生させることがあります。

また、背中の皮脂や汗が乾燥せずに残ると、細菌の繁殖を促し、においの元となります。パジャマなどの衣服が密着してしまったり、通気性の悪い素材の衣類を着用したりすると、背中のにおいが強くなることがあります。

背中が臭いのは何が原因なのか

思い当たる理由はないのに、いつの間にか背中が臭くなったと感じる男性もいるのでは。何が原因なのか見ていきましょう。

原因菌は何がある?

背中が臭くなってしまう原因菌として「マラセチア菌」があります。カビの一種で全身の皮膚に潜む常在菌です。マラセチア菌は、背中や胸など、汗をかきやすく皮脂が多い場所を好み、汗や皮脂をエサとするので放置していると増殖しにおいの原因に。

また、蒸れによって発生する「雑菌」も背中が臭くなる原因の1つです。背中は自分ではケアすることが難しいため、汗をかいても放置してしまうことが多く雑菌が繁殖して背中が臭くなってしまうのです。

背中が臭いのは20代でもある

加齢臭といえば40代以降の「おじさん」をイメージしますが、20代でも背中が臭くなることがあります。

『早期加齢臭』といって、皮脂量の多い体幹部から分泌された皮脂が酸化することで「ペラルゴン酸」という物質に変化します。ぺラルゴン酸によって加齢臭のようなにおいが発生するのです。

食生活や生活習慣の乱れが原因とも言われますが、背中の雑菌を洗い切れていないかもしれません。背中にきびを防ぎ体臭も抑えてくれるボディソープを使うと簡単にケアできるので背中のにおいが気になる男性は使ってみてもいいですね。

背中のにおいは自分では気づきにくいけど、家族や恋人に指摘される前に対処したいと思うでしょう。セルフチェックできる方法や、おすすめボディーソープ紹介もしているので合わせて参考にしてみてくださいね。

【気付きにくい】加齢臭は自分でかわる?セルフチェック方法を紹介します

パジャマの背中が臭い!加齢臭の染みついた服の洗い方

寝る前に体を洗っているのに起きたときににおうのは、パジャマの背中が原因かもしれません。洗濯機にそのまま入れるだけでは、においが落ちないこともあるのでしっかりと洗いましょう。

ぬるま湯を使う

加齢臭の原因である皮脂汚れは、ぬるま湯で洗うことで落ちやすくなります。洗濯機に入れる前に浸け置きすると効果的です。

40度くらいのぬるま湯を入れた桶などにアルカリ洗剤を入れて、1時間ほど浸けておくと汚れが浮き上がってきます。あとは、ほかの洗濯物と一緒に洗濯機で洗いましょう。

浮いてきた汚れがパジャマに戻ってしまうので、長時間の浸け置きは避けましょう。

アルカリ性洗剤を使う

反対の性質を持つ洗剤で洗うと汚れは落ちやすくなります。加齢臭の原因の皮脂汚れは弱酸性のため、アルカリ性洗剤を使いましょう。

たんぱく質分解酵素が含まれているアルカリ性洗剤なら洗浄力が高く、皮脂汚れに効果的です。浸け置き洗いと合わせて、パジャマのにおいの元を無くしましょう。

アルカリ性漂白剤を使う

パジャマに付いたにおいや黄ばみには、漂白剤の使用がおすすめです。アルカリ性洗剤で洗うときはアルカリ性漂白を使うことで汚れが落ちやすくなります。

反対の性質を持つ酸性の漂白剤を使用すると、洗浄力が低くなり加齢臭のにおいを元から解決できなくなってしまうので注意してくださいね。

塩素系漂白剤は色落ちの原因になるので、使わないようにしましょう。

適宜に買い換えをすることが手っ取り早く重要

天気が悪く洗濯ができない日や、気温が低く乾かないときもあり、いつの間にかにおいが付いてしまうことも。定期的に買い替えることで、においが付くことを防げます。

2~3着用意して、においが付かないように毎日きれいに洗いましょう。季節ごとに買い替えると、ずっと同じパジャマを着続けることを防げますよ。

背中の臭いを消す方法や対策はあるの?

気になる背中の臭い、周りの人に指摘される前に対処しておきたいですよね。自分でできる対処法を取り入れてみましょう。

制汗剤

汗を抑えてくれる制汗剤も臭い対策に有効ですが、加齢臭対応のデオドラント剤がおススメです。直接肌に塗ることで雑菌の繁殖を防いでくれるので体臭の発生を抑えてくれます。

説明書を確認して「加齢臭対応」と記載されている商品を選んでくださいね。

汗拭きシート

皮脂の分泌は24時間行われているので、仕事中や外出中にかいた汗はこまめに拭き取りましょう。そのまま放っておくと雑菌が発生し臭いの原因になります。

背中を拭けないときは、加齢臭が出やすい耳の後ろや首・お腹周りを汗拭きシートやボディシートできれいに拭いてくださいね。

ボディーソープ

加齢臭対策ができる専用のボディーソープを選びましょう。加齢臭の原因物質を除去してくれるので、体を洗うだけで臭いを防ぐことが可能です。

「加齢臭対応」と書かれ、成分表に「カキタンニン」や「カテキン」などのポリフェノール入りと明記されている商品を選びましょう。

手か柔らかめのタオルで優しく洗ってくださいね。固めのボディタオルで強くこすってしまうと肌を傷付けたり皮脂を取り過ぎたりしてしまいます。皮脂の過剰分泌に繋がり臭い対策にならないので注意してくださいね。

洗濯洗剤

背中のケアをしっかりしていても、ワイシャツが匂っていたら台無しです。加齢臭の付いたままの洋服を着ることがないように、アルカリ性洗剤を使ってしっかりと洗いましょう。

アルカリ性洗剤とアルカリ性漂白剤を組み合わせると臭いが落ちやすくなります。加齢臭が染み付かないように肌に触れた衣類は必ず洗ってくださいね。

柔軟剤

消臭効果のある柔軟剤で臭いを抑えるのもいいでしょう。香りの強い柔軟剤は、体臭と合わさって余計に臭くなってしまうので避けてくださいね。

男性用背中汗取りパッド

顔周りや脇に比べて背中は手が届かないため、汗をかいてもすぐに拭くことが難しいので、男性用背中汗取りパッドを活用しましょう。

汗をかいたらサッと引き抜くだけと簡単で、外出中や職場でも洋服を脱ぐことなく汗対策が可能です。肌着に汗が付くのを防げるので汗ジミ対策としても効果的です。

消臭インナー

汗が背中に溜まらないよう、吸収性と速乾性に優れたインナーを着用してください。ポリエステル素材のインナーは汗を吸収しにくく乾きにくいので、雑菌が繁殖しやすいです。綿など天然素材で作られているインナーを選びましょう。

また、汗を吸い取ってくれるだけでなく、臭いを吸い取って消臭してくれる「消臭インナー」も販売されているので着用してみてくださいね。

サプリメント

抗酸化食品が臭い対策に良いと言われていますが、毎日の食事に取り入れるのは難しいもの。気軽に摂取できるサプリメントを活用しましょう。

即効性があり、においを消す消臭成分を多く配合している「マスキング型」と、加齢臭予防成分が配合されにおいの原因を元から解決する「栄養素特化型」の2種類あります。

求める効果に合わせて取り入れてみてくださいね。

自分では手が届きにくいのが背中。ケアは念入りにやってみましょう

背中のにおいは自分では気づきにくいもの。個人差はありますが、放っておくとにおいが強くなって周りの人を不快にさせてしまうかもしれません。

届きにくい背中ですが、本記事を参考に念入りにケアを始めてみましょう。毎日の積み重ねが、におい予防につながりますよ。