自分の身長は親ガチャなのか?遺伝子との関係性などを調べてみた

  • 2024年3月4日
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身長の話題になる時、「〇〇さんの親の身長も高い/低いんですか?」なんていう会話をすることってありませんか?

これは、自分の身長は親の遺伝によるものだと思われているからです。

ただ、本当に身長が遺伝で決まってしまうなら、、、“親ガチャ”すぎませんか?涙

今回は、本当に親の遺伝で身長が決まってしまうのか、低身長でもどうにかなるのかについて解説していきます。

身長は親ガチャなのか?

私たちの身長は、果たして「親ガチャ」の結果なのでしょうか。多くの人が、親の身長を見て自分の身長を予想します。

結論から言うと、“ほとんどの割合”で親の遺伝によって身長が決まってしまいます。

今回は身長と遺伝の関係性について色々と調べてみましたので、ご覧ください。

身長と遺伝の科学的関係

ネット上にあがっている科学的な研究や文献によると、身長は遺伝の特徴を強く継承し、遺伝子が関与していることが分かっています。具体的には「8~9割」の身長バリエーション(伸びる身長の運命とでも言いましょうか)が遺伝によって決められるとのこと。

しかし、遺伝だけが全てではありません。

実際には、成長段階での食事や生活習慣などの“環境要因”が身長に影響を及ぼすことも大いにあり得ます。

例えば、体を作り上げるに必要な「タンパク質」などの栄養が摂れていない場合や、睡眠不足が続いている場合、身長を伸ばすことは難しいでしょう。

また、親の身長が高いからといって必ずしも子供も高身長になるとは限らず、低身長の親から高身長の子供が生まれることもあります。遺伝子が組み合わさる中での変異や、おじいさん/おばあさんから受け継がれる遺伝子の影響も少なからずあり得るためです。

したがって、身長は遺伝によって大きく左右されるものの、それだけで決まるわけではなく、遺伝以外の要素も大きな役割を果たしていると言えますね!

親の身長から自分の身長を予測する

もし、この記事の読者の皆様の中に「自分の運命を知りたい」という人がいれば、朗報です。

一般的な計算式として、以下のような遺伝による身長予測が可能となっています。

  • 男子= (両親の身長の合計+13)/ 2+2
  • 女子= (両親の身長の合計-13)/ 2+2

これは、多くの文献に見られる「目標身長」や「最終身長」と呼ばれる数値を出す式で、親の遺伝による“自分の身長の目安”を出すことができるものです。「13」という数字は、男女の身長差の平均値です。「2」で割っているのは、親が二人であるからです。文献いよっては「2」を足していたりいなかったりするのですが、これはおそらく統計的な理由でしょう。

身長に関して、日本体育協会が出している遺伝の計算式があります。両親の身長を使って、子どもの最終的な身長を予測することができるというものです。これは「目標身長」と言われ、予測される最終身長の平均値を知ることができます。男の子の場合と女の子の場合では計算の仕方が違い、次のような計算式になります。あくまで平均値なので、この計算式の結果の数センチ前後に収まることは多いものの、それより高くなることも低くなることもあります。DNA JAPANより

遺伝以外の身長に影響する要因

さきほど「遺伝で全てが決まるわけではない」と言いましたが、ここではもう少し踏み込んでみましょう。

  • 経済的な状況

遺伝以外の身長に影響する要因として、まず挙げられるのは“栄養”です。成長期においては、カルシウムやタンパク質、ビタミンなどの栄養素が十分に摂取されていないと、身長の伸びに影響が出ることが知られています。

  • 睡眠

睡眠も重要な要素です。いわゆる“成長ホルモン”を聞いたことはありますか?成長ホルモンは睡眠中に分泌されるため、十分な睡眠を取ることが身長の成長には不可欠です。

  • 運動

運動も身長に影響を与える要因の一つです。特に、骨を伸ばす効果があるとされるストレッチやジャンプなどの運動は、子供の成長期において効果的だと言われています。

結論: 遺伝子は関係するけど…

私たちの身長は、遺伝子が大きく関与していることは間違いありません。

しかし、それだけが全てではないのです。栄養状態や運動、睡眠などの生活習慣も身長に影響を及ぼします。つまり、親の身長が高くなくても、環境要因を最適化することで、自分の身長を伸ばす可能性は十分にあるのです。

もし、自分の身長に悩んでいて、かつ子供がいらっしゃるなら、最大限の環境を用意してあげることは一つの「愛」に値するかもしれませんね。

最後に付け足しておきますが、身長は人の全てではありません。

あくまでもルックスにおける一つの調味料程度にとらえておくといいでしょう。